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2月, 2019の投稿を表示しています

ミラーレス一眼カメラを LAN に接続 ~ Raspberry Pi で作った NAPT ルーター経由

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先日購入したミラーレス一眼カメラである OLYMPUS OM-D E-M10 III の Wi-Fi 機能を使って、Raspberry Pi 3B+ で作った NAPT ルーター経由で LAN に接続したよ、って話です。思い付きでやってみた感じで、設定も比較的単純な内容なのですが、他に記事になっているようなものを見かけなかったことと、やってみて、思ったように出来たこと、出来なかったことがありますので、まとめてみたいと思います。 プロジェクトの概要 ミラーレス一眼カメラでも、最近の上位機種は、LAN ポートを持っていたりして、直接ネットワークに接続できるものもあるようです。ですが、私の持っているものも含めて、現状の多くのカメラの場合、Wi-Fi 機能があると言っても、大抵は次のような使い方を想定したものであるようです。 カメラ側が Wi-Fi アクセスポイントとして機能するため、そこに接続するスマートフォンなどは、既存のインターネットなどの接続を切断した上で、新たに接続し直す必要があります。カメラがネットワークに組み込まれるわけではなく、Wi-Fi という形を取りながらも、ピア・トゥ・ピアでの接続となります。 屋外で使う前提でいくとこの形がいいのはわからなくもないのですが、既に LAN が導入され、Wi-Fi が飛び交っているような屋内で使おうとすると、手間ばかりかかります。他の PC などでも使おうとした場合、それぞれに接続し直さなきゃいけないし、デスクトップ PC などの場合は、そもそも Wi-Fi インタフェースを持っていない場合も多いし。ノート PC などで、Wi-Fi を使っていたとしても、既存の LAN やインターネットの接続を切ってつなぎ直さなきゃなきゃならないというのは、NAS などへのアクセスもできなくなることを意味するので、たとえば、カメラから取り込んだデータを NAS に保存したい場合などだと、作業に制限が出てしまいます。 というわけで、次の図みたいにできたら、便利なんじゃないかなー、という思い付きです。調査してみたところ、カメラとスマートフォンの間の通信プロトコルは、HTTP だということも判明したので、もしかしたら WebDAV が使えるのではないか、と期待してテストはしてみたのですが、そ

Raspberry Pi に Raspbian Strech をクリーンインストール - ハードディスクを接続して swap ファイルを設定 - 快適です

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家では、3 台の Raspberry Pi Model 3B が、24 時間、稼働中。3 台とも同時購入したもので、Google Photo を遡って見てみたら、家に届いたのは、2017/02/18 っぽい。このうちの 1 台、DIY でこんな形に組み込んで使っていました。 その後、余ったサウンドカードを載せたりしてますが、2 年もの間、超安定稼働で、トラブルらしいトラブルは全くなし。もちろん、セキュリティの問題もあるので、OS の定期的なアップデートはしてきています。 ただ、セットアップ当時は、OS である Raspbian のバージョンが  Jessie だったもので、これを、最新である Strech にバージョンアップしたというお話です。 ちなみに、これ、私が家で一番使う頻度の高い端末です。家には、他に 2 台の Windows パソコンが稼働してますが、圧倒的にこちらを触っている時間が多いです。ニュースサイトを観たり、料理のレシピを調べたりと、大活躍しています。YouTube 動画を含めた Web の閲覧なんかも、日常的には、こちらを使ってます。 悩んだ末、クリーンインストールを選択 安定稼働していたシステムなんで、悩みました。一応、Jessie から上書きでアップグレードをする方法なんかもあるみたいなのですが、上書きアップグレードの手順が複雑な上に、追加でインストールしていたアプリが Strech のデフォルトでの機能アップと被っていることもあり、クリーンインストールを選択しました。ただ、ユーザーデータの方は、写真でも見えるハードディスクの方と、NAS サーバーの方に入れてますので、引き継ぎは問題ないです。問題になるのは、OS 関連の設定の方ですが、新たに確認しながら、最初から全て設定しなおしました。 今回、バージョンアップしようと思い立った理由の 1 つでもあるのですが、2018/11/23 のバージョンでは、Raspbian が 3 タイプに分かれています。以前は、「with Desktop」と「Lite」の 2 種類だったのですが、新たに「with desktop and recommended software」というものが追加されており、今回入れたのは、こちらの「with desktop and recomme

ブログページへのリンクを、SNS へ投稿するのってどう?

このブログのありかた自体を考える「メタブログ」、2 投稿目。 なんか、SNS の機能も使われ方も、すさまじい勢いで変化しているもので、ブログページへのリンクを各種 SNS に投稿する行為が、どのような効果があって、どのような印象でうけとめられるのか、実感がないです。 今回、ブログに書くことを始めたきっかけが、内容によっては、SNS のフォロワーさんに押し付けるんじゃなくて、書いた内容に興味がある方、必要としている方に読んでいただけたら、それで、私も読者さんも win-win だと思ったからなんです。なので、あえて、ページへのリンクを SNS に投稿する行為が、このブログに書き始めた理由と一致するのかどうか … よくわかんないです。 ちょっと、web 検索とかしてみたんですけどね。「どうするべき」みたいな、ネットマナーみたいな記述は、見当たらなかったですね。かっては、同じ内容をあちこちの掲示板などに書き込む「マルチポスト」って行為は、嫌われていたと思うのですが、リンクの投稿自体は、マルチポストとは言えないですよね。実体は 1 つしかないわけですし。ネット環境自体の変化が激しくて、マナーが共通概念として固定化されていないのが、疎い人間にはネックなんです。 むしろ、気になるのは、自己宣伝行為の良否です。これ、場所をわきまえずに迷惑になるような宣伝は、もちろん良くないとは思うのですが、全く宣伝せずに、書く行為だけの自己満足でもよくないと思うんですよね。読まれない限り、先に言った win-win が成立しないですし。 ま、とりあえず、最近、ほとんど投稿していなかった Twitter に投稿してみようか …。ブログだけじゃなくて、各種 SNS の特徴も踏まえた使い分けを模索したい気分。ちょっと前まで、Facebook - Messenger 路線に統一しちゃいたくて、必用時以外は他の SNS への書き込みを控えていた勘もあるのですが。… 反感が多いようだったら、考え直します。 … 最近、一つ一つの行動を起こすのに、調べたり、比較したり、悩んだりして、なかなか行動に移せない自分に気づいてはいます。

マイクロソフトブランドのキーボード

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これ、実は、現行のマイクロソフトブランドのキーボードの中では一番安い製品で、千数百円で買えちゃいます。自分の中では、ヒットです。 以前は、キーボードには結構こだわりもあって、パンタ式とかを好んで使っていました。メカニカルスイッチ式よりも、パンタ式って感じで。 で、もう、結構前の話にはなるのですが、以前から長らく使っていたキーボードの調子が悪くなってきちゃったもので、何か新調しようかと思ったものの、以前ほど多量に何か打ち込むような機会もなくなっているので、そんなにこだわりを持たずに、安物でもいいか …、みたいな感じで、ショップの安物コーナーを物色。っていうか、ちょっとお高いような製品が並んでいるコーナーを見ても、そこそこの値段のものだと、正直、「なんか、違うんだよなぁ」みたいな感じ。本当に入力機能にこだわったようなものだと、プロ仕様で、手が出ないくらいお高い感じで。で、見つけたのが、これでした。 いや、これも、構造的にはメンブレン式で、あまり、長時間の使用とかには適していないとは思うのですが、なにが違うかというと … 横から見た形が、ちゃんと皿型になっているんです。最近、ホント、少なくなったよねー。1 個 1 個のキートップの窪み具合や、ホームポジションを表すマークの大きさなんかも、いい感じ。 タイプライター型の階段状の並びが終わって以降の話ですが、昔は、ある意味、あたりまえの構造だったんですけどねぇ。最近は、ノートパソコンに使われているみたいな、まっ平らに配置されたものとかが流行りのようで …。マックのデザインの影響なんでしょうか。 マイクロソフトのキーボードっていうと、かなり以前に、エルゴノミックキーボードとかいう左右に分かれたようなものが話題になったことがあって、ちょっとだけ触ったことはありました。ただ、これ、確かに慣れれば、多量の入力業務にはいいのかとは思ったのですが、これを正しく使うためには、机や椅子まで適切に調整しないと意味ない感じで、普段使いのキーボードとしては、いまいち設置しづらいイメージがあって。 それから、ン十年も経っていると思うんですが、エルゴノミックキーボード自体は、それはそれでバージョンアップされて、今も販売されてるんですねー。価格も、そうびっくりするような価格じゃなくて、仕事用途なら普通に手が出そうな価格だし。

DTM 用モニターディスプレイ

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DTM 用のパソコンを用意する、って言って、本体だけ組み立てて、ディスプレイが無いまま 1 ヵ月。やっと決まった(笑)。届いた(笑)。パソコン本体の方を急いだっていうのは、もともと使っていた非力 Atom パソコンから、早いとこ DTM 関連のアプリやらドライバーやらを削除して、設置場所も元の場所へ返したい、っていうのがありました。ま、もちろん、ディスプレイも、新たに用意するつもりではあったのですが、パソコン本体の仕様はすぐに決めちゃったのに、ディスプレイにどんなものを用意するべきなのか、なかなか決まらず、決断できず、悩んだ末、1 ヵ月経っちゃったのでした。 もちろん、パソコン本体の方は、もともと使っていたパソコンの方のディスプレイをつなぎ換え、OS やアプリも入れて、テストはバッチリなんですが、せっかくの i9 は未だにまともに使っておらず、その恩恵は、実感なし(笑)。 というわけで、じゃじゃーん! 設置しました。 たださ、想像していたより、ディスプレイの脚部分に厚みがあって、パソコンキーボードが置けない。んー、もともと使っていたディスプレイの方は、脚部分の見た目は大きいのですが、厚みが薄かったもので、上にパソコンキーボードを重ねて置いても、キーボード傾斜用の脚の下に余裕で入っていたから大丈夫だったのですが …。 仕方ないから、とりあえず、転がっていた端材を下にいれて、下駄にします。 あー、だけど、結局、DTM じゃないときに使っていた、譜面台は置けなーい(涙)。 ま、この譜面台自体、端材の活用なんで、費用はかかっていないし、てきとーに接着剤で貼り合わせただけなんで、作りも雑なんですが、まぁ、便利に活用はしていたので。 最終的には、モニターアームか …。ただ、置いてある台の奥行を抑えているから、選択を間違えると、下の台ごとひっくり返る可能性もあるよなぁ。ま、譜面台については、床から立てる譜面台もあるし、とりあえずは、また、考えることにします。ベニヤ板譜面台も、ちょっと改造すれば、ぶつからないように置けるような気もするし …。けど、改造に耐えるほど、ちゃんと作っていないんだけどね(笑)。 DTM 用のモニターディスプレイの選択 いや、それより、本題はここから。 なんか、悩んだんだよねぇ。どんなものを選

ブログ開設

ま、そういうこと(笑)。 SNS の台頭とフォーラムの衰退 なんか、昨年(2018 年)末から年明けにかけて、各種ニュースサイトなどで、ネット環境やその使われ方、特に SNS の現況や、昨年 1 年間に起こった変化などをまとめた論文などを多数目にしました。 いろいろ見ていて思ったのですが、各種 SNS それぞれに特色はあるものの、結局、SNS である限り、大切にしなきゃいけないのは、社交性なのかと。 いくつかの記事が指摘していた内容をまとめると、概ね SNS によってネットコミュニケーションに参加する人は増えたけど、かってのニュースグループやメーリングリスト、NIFTY-Serve などのパソコン通信サービスなど、特定のテーマに関心がある人や、同じ趣味を持つ人が集まる「フォーラム」と言われる形態の場所がネット上に少なくなってしまったという指摘をしているものが多かったです。確かに、当時は、顔を見たことないし、どこから投稿しているかもわからないけど、ただ同じテーマで語り合いたいという人が集まって、フォーラムを形成していました。 ま、当時は、ネット上に写真が上がったりすることもなかったですから、自ら書き込んだりしない限り個人情報が広まってしまうこともなく、見知らぬ者同士のコミュニケーションが事件につながる可能性も低かったというのがあるのかもしれません。ただ、逆に、「性別詐称」とか「1 人 2 役」なんていうのは、当時から問題になっていて、サービスの規約で禁止していたと思いましたけど。 今の SNS はどうかというと、もっとずっと現実社会と密接にリンクしているものになっているということです。ネット上で見知らぬ人とつながりを持つことは、危険を伴うという認識も一般的になりました。 実際問題、私も各種 SNS を使っていますけど、そこでのつながりは、現在の仕事関係者、過去の仕事関係者、そのカスタマー、お気に入りのショップやレストランの関係者の方、そして、多数の分野に渡る趣味関連のお友達 … 本当にさまざまです。で、そんな場でどんな内容を投稿するのが良いのか、って考えると、難しいですよね。つながりのある方全員に共通の話題なんて、たぶん存在しないです。 SNS との使い分け そう、SNS は便利なんです。偶にしか会えない友達に近況を報告し、また、友達が元気でや

Windows 10 の「スリープ」「休止状態」「シャットダウン」とそこからの復帰 - 所要時間と待機中の消費電力を比較してみる

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最近、また、新しいパソコンを組み立てたのですが、どのような運用方法が効率的で経済的なのか。表題の通りなのですが、実際に計測してみて、考えてみようというプロジェクトです。また、自身が必要としている機能を実現するためのパソコンとは、どのような構成のものなのか。今後の拡張も踏まえ、流行やロマンにとらわれない、本当に自身が必要としている機器構成を考えていこうと思います。 どのようにして測定するのか  時間の方は、動画を撮影すれば、計測も比較も簡単です(でも、編集が大変でした・笑)。消費電力の方ですが … こんな物を使いました。0.1 Ω のセメント抵抗器です。部屋を片付けていたら、たまたま出てきたところが、このプロジェクトを思いついた経緯でもあるのですが、こいつを AC 電源ラインの途中に入れて、両端に発生する電圧を測り、そこから、電流値を求め、さらに計算で消費電力を求めます。 最後に「J」と表示されているのは、誤差 5% 以下のことなんですが、測定器レベルとは言えなくても、十分に参考になる値は得られると判断しました。 配線はこんな感じ。このテスターには、交流の電圧モードがあります。200mV のレンジで測定すれば、電流値で 0.001A ~ 1.999A、消費電力に換算すると、0.1W ~ 199.9W が測れることになります。もちろん、これより消費電力が大きくなる場合は、テスターのレンジを切り替えればいいわけですが、電源電圧が 100V のときに 200mV のレンジを使うと、読んだ数値がそのまま電力値の W と同じになるので、便利です。 電源ラインの途中に抵抗器を入れることによる影響ですが、仮に、10A(1000W にあたる)流れたとしても、降下する電圧は 1V なんで、商用電力の電圧精度として、問題になることはないでしょう。 電流(A) = 抵抗器両端の電圧(mV) ÷ 0.1(Ω) ÷ 1000 消費電力(W) = 電流(A) × 100(V) にて計算します。 あと、交流なので、正確に言えば、力率の問題があるのですが、幸い、測定対象のマシンは両者共に Active PFC を搭載しているので、大きな差にはならないだろうと判断しました。なお、テスター自体の表示は、仕様上、実効電圧での表示となっています。